捕鯨の問題には多少とも興味があり、ニュース等は読むようにしている。興味を持ち始めた頃には、いろいろ調べてどっちが正しいのか、どうあるべきか、どう折り合いを付けたら良いか、落としどころはどこか、などいろいろ考えた。
が、昨年から話題となった、映画や太地町でのことを新聞やテレビで見てから、何か考えがかったというか、捉え方がかわったというか。
以前からいろんな人が指摘していたことだが、「反捕鯨の人たちって本気で反捕鯨じゃないんだなぁ」と思うようになってきた。
毎日新聞の毎日jpに「特集ワイド:イルカ漁解禁の太地町ルポ 捕鯨は文化か蛮行か」という記事があった。反捕鯨の人の話がいろいろ書いてあった。イルカを守る活動を始めた同期等も書かれていた。でも、どれも空々しく感じちゃうんだよねぇ。「反捕鯨で」はなく、反捕鯨「活動」に熱心なひと、にみえてしまう。
賛成であれ反対であれ、捕鯨やクジラ、イルカそのものについて本気じゃない人といくら話しても意味ないんじゃない?と感じてしまう。話し合うとか、相互理解だとか、国際理解だとかは確かに大事だけど、相手の価値観がそこにはないので、こちらの思いすら相手にいいように利用されてしまっている。
少し前に、「和歌山・太地町で警察等が警備訓練」というニュースが流れたが、いいんじゃないかな。単純に、不法行為は取り締まる、という姿勢で。相手にいいように利用される状況を少しでも減らしたほうがいい。