2016年10月28日金曜日

サッパの南蛮漬け

夏の間たびたび出かけた釣り。
それなりに釣れたハダラ(サッパ)は、食べにくい煮付け手のかかる押し寿司ではなかなか消費できない。

で、夏の定番南蛮漬けに。
サッパの南蛮漬け
適当にレシピググって、酢、醤油のたれを作り、薄く小麦粉をまぶしたサッパを油で揚げて漬け込んでいった。

あげることで小骨は気にならなくなるのだが、酢に漬けることで骨はより柔らかくなり、ストレスなく食べることができるようになった。

子供たちもよく食べてくれた。自分で釣った上に、食べやすいので食が進むのだろう。

なかなかに満足していたのだが、妻に唐突に「なんで醤油入れるの?」といわれた。
はあ、そういえば子どもの頃作ってもらった南蛮漬けはこんな色じゃなかったな・・・

そこで、次回は甘酢に漬け込んだ南蛮漬けを作ってみたら、すっきりしてて夏にあう!

来年は甘酢に漬けなくては。

2016年10月24日月曜日

魚卵の季節覚え書き

以前に別記事の一部として作った魚卵の季節の覚え書き。使い勝手が悪かったので抜き出して別建てにしてみた。


「真子 料理」で検索すると意外と多くの魚名が出てくる。いろんな魚の卵が魚屋さんや鮮魚コーナーに出回るようだ。検索で出てきた魚や今まで卵の販売を見たことある魚を表にまとめた。熊本に分布する魚の産卵期は「くまもと自然大百科(熊本日日新聞社)」で調べたので、熊本ではこのくらいに産卵するということで、他の地方ではずれるかもしれない。

魚名産卵期メモ
マダラ 鱈分布域では冬北の方の魚で熊本には分布しない。切り身の販売は多いが、生の卵の販売は見たことない。
サワラ 鰆5−6月魚自体はよく出回っているので、卵も季節には出るのかも。
2017年6月店に出てるのを見た。すんごくでかくて、怖じ気づいて買わなかった
マダイほか? 鯛3−5月マダイとその近縁種はもちろんよく出回っているので、卵も季節には出ているのかも。
2017年5月くらいから養殖や天然のタイの仲間各種の真子をたびたび見かけた。
ブリ 鰤4−5月2016年5月14日に購入、調理済み。
スズキ 鱸12−1月2016年1月に購入、調理済み
ヒラメ 鮃3−4月魚自体はよく出回っているので、卵も季節には出るのかも。
2017年11月店頭で見かけた。
タチウオ 太刀魚5−8月魚自体はよく出回っているので、卵も季節には出るのかも。卵を腹に入れたまま筒切りにしたものを見たことあるような、ないような・・・
2016年8月、切り身に卵が入った状態で売られているのを確認。
シイラ2016年5月14日に購入、調理済み。煮てみたよ。
2017年7月にも確認。産卵期長い?&アニーがいたよ(閲覧注意)
イサキ6−7月2016年5月に店頭で見た。魚と一緒にパックされていて、卵のみの販売ではなかった。
2016年6月に購入。味付けを濃くしすぎた・・・
クロダイ 黒鯛4−5月チヌと呼ばれる。2016年5月19日店頭でみた。ワンパック5腹くらいで約550円。高い?
マイワシ 真鰯冬に売られている未調理の鰯を買ってくると、腹の中に卵巣や精巣を抱えている。魚ごと焼いて食べた。
タコ 蛸マダコかな?一度だけ魚屋で売られているのを見たことがある。未挑戦。
サッパ ママカリとも呼ばれる。2016年7月に釣ったサッパは成熟した卵巣が入っていた。魚が小さいだけに卵巣も小さかったが、煮付けて食べた。
シロギス 白鱚2016年6月に釣ったシロギスが卵巣を抱えていた。抱卵した魚は2匹だけだったが、煮付けて食べた。
キビナゴ 梅雨期2016年6月、お店で「卵持ってます」というポップにつられて購入。面倒くさいので魚ごと煮付けて食べた。
ハモ 6−7月2016年6月下旬、見つけて思わず購入。ちょっとがんばって卵とじにしてみた。
トウゴロウイワシ 2016年夏。釣った魚が卵かかえてた。サッパもろとも煮付けた。
カタクチイワシ 春(主)、秋2016年夏。釣った魚が卵かかえてた。
魚ごとオイルサーディンにした。
ニジマス 
2016年秋。卵巣と精巣がパックで売られていた。卵は小さないくらといった感じ。
スケソウダラ 
2016年秋。生の卵巣が売られていた。明太子に加工されていない生の状態で・・・どうするんだろ。
2018年11月。売ってあったので薄味で煮て食べた。
アユ 
2016年晩夏〜秋。養殖アユの一部が「子持ち鮎」として一匹300円前後で売られていた。魚ごと甘露煮とかにするのだろうが、高い・・・
ボラ 
2016年秋。綺麗に取り出された卵巣が売られていた。一腹1000円以上!!自家製カラスミ用なのか?
キュウセン(ベラの仲間) 
2017年7月。釣った魚が卵を持っていた。魚ごと煮付けたのだが、いつの間にか家族に食べられてなくなってた。おいしかったのかな?
フナ 
2018年3月。釣った魚が卵を持っていた。魚ごと煮付けた。おいしかったが、調理法をもう少しちゃんとしないともったいない。
コノシロ
2018年4月。海の近くの道の駅でコノシロの卵の煮付けが売ってあった。この時期の産物だろうか。

この他、マハゼ、ネズミゴチ、シログチなど自分で釣ってきた魚に卵が入っていたことがある。もちろん量は捕れないけど。

<参考文献>
 

2016年10月10日月曜日

サッパの押し寿司

この前は煮付けにしたサッパ、全部が煮付けも飽きるので、酢につけてみた。

最初は頭と腹を取っただけのものを酢につけてみた。酢につけたので鰭も中骨も小骨も柔らかくなっているのだが、イマイチ。自分で食べる分には良いのだろうが、子供むけにはあんまり・・・

そこで、まずは酢につける所から一手間。


  1. 頭と腹を出したらよく水洗いし、ペーパータオルで水気を良く取る。よくあらってないと、ぬめりが残り食感がよろしくない。
  2. 三枚におろす。サッパは小さい魚の上、体が平たいので、包丁をよく研いで、集中して。
  3. 少しきつめに塩をふって冷蔵庫で1〜2時間。汁が出てくる。
  4. ボール等に酢を少量用意し、塩をした身を洗い、表面の塩粒や汁やぬめりを洗い落とす。
  5. 漬ける用の酢を別に用意し、酢であらった身を漬ける。

漬ける時間は好みだけど、個人的にはしっかり漬かった方が好きなので、2〜3日漬けた。いろんなレシピを検索すると、2〜3時間程度さっと漬けるのがおいしいというのもあり、まあ、人それぞれ。

あとは、押し型と酢飯を用意し、魚、酢飯の順で押し型に入れておすとこんな感じ。


別の日には、小さなコノシロも釣れたので、押し寿司にしてみた。が、小さくて押し型一本分にも足りなかった。
左がコノシロ、右がサッパの押し寿司。

子供たちには好評。次はコノシロの大きいのを釣って挑戦したいな。

(おまけ)
三枚におろした時に残る中骨は骨せんべいにするとGood!!