2012年12月29日土曜日

今年もお世話になりました。

もう12月も29日。
あっという間の一年でした。

特にこの一ヶ月は、大変でした。なぜかというと、以下の記事。
2012年12月1日付け熊本日日新聞朝刊23面

 わたしの職場である松橋収蔵庫が収蔵する博物資料を、熊本市立熊本博物館(以下、熊博)で展示する、という記事。熊博の常設展示リニューアルにあわせ、松橋収蔵庫は熊博から展示スペースを借り受け常設展示を作るというもの。博物館というハコものを持たない松橋収蔵庫としては、とてもありがたい話。

 なんですが、現場からするとかなり「寝耳に水」状態。熊博側はたぶん数年をかけて2014年秋のリニューアル準備を進めてきて、年があけて2013年度からは工事に取りかかろうか、という段階のはず。一方こちらは、12月に計画が知らされたので、今から構想し、計画し・・・と作業を進め、熊博の進度に追いつかなければならないわけです。いやいや、この一ヶ月、バッタバタでした。中心にいるわけでもないのにこのバタバタ感。職場全体、結構テンション上がった。

 他館の施設を借りてとはいえ、常設展示の製作に関わることができるわけですよ。これは結構すごいことかも。

 今回の熊博の常設展リニューアルは34年ぶり、と聞いています。常設展示というのは、長期間展示し続けることを想定して作り込むので、はっきりいってお金がかかります。そうちょくちょく変えられるものではありません。

 また、学芸員がどのくらい博物館に勤めるか考えると、常設展示リニューアルに関わる機会が意外と少ないことがわかる。大学卒業と同時に就職したとしても22歳から、最近は学芸員の募集の際にかなりの専門性が求められるため大学院を修了してから就職することも多く、修士卒で24歳、博士卒では27歳から定年の65歳までで、勤務年数は約30年から40年。熊博のように34年くらいをサイクルにリニューアルをするのならば、常設展示リニューアルは、順当に就職して勤め上げるあいだに「1回」できるか、どうかというチャンス。これに巡り会えたのは結構ラッキーかもしれん。

 というわけで、来年もがんばろう!

 あ、そうそう記事内に「植物の標本は動物の剥製、古文書など」を展示するように書いてありますが、熊博で展示するのは自然部門だけです。古文書は出ません。

 一年をまとめようとおもってブログかき始めたのに、結局仕事のことを書いてしまった。みなさま、一年間お世話になりました。良いお年をお迎えください。

2012年11月25日日曜日

柚子ごしょう

写真整理してたら出てきたので、今年の記録みたいな感じで・・・

毎年、柚子ごしょうを作ってます。
柚子は柑橘類のユズ、コショウは九州あたりの方言みたいだけどトウガラシのこと。
柚子ごしょうは、ユズの皮、青トウガラシ、塩をすり混ぜたものです。

今年の柚子ごしょうはこんな感じ。
<材料>
○青トウガラシ:約60グラム
毎年、鷹の爪の苗を1ポット買って来て、庭に植えてほっぽらかしています。今年は約60グラムとれました。
○ユズの皮:約60グラム。
お店で買ってきた柚子の皮をピーラーでむきました。
柚子の皮をむいてる途中。
○塩:60グラム
フツーの塩です。

<作り方>
作り方2まで行ったところ。

  1. 青トウガラシは小口切りにしたあと、包丁をあてて荒いみじん切りに。
  2. 柚子の皮はむいたあと、細かく切る。
  3. 青トウガラシ、柚子の皮それぞれに塩を約30グラムずつまぶし、しばらく置く。
  4. 塩にまぶした青トウガラシをすり鉢に入れ、すりこぎでペースト状になるまでする。
  5. そこに塩をまぶした柚子の皮を入れ、全体がペースト状になってなじむまですると出来上がり。
出来上がり。
4と5はハッキリ言ってフードプロセッサでやったが早い。うちは無いからすりこぎでやってるだけ。

この後は、チャック付ビニール袋にいれて空気を抜いて封をして冷凍庫。少しずつ取り出しては冷蔵庫に移して必要な時に使っている。

ここまで書いてなんだが、作るときは自己責任で。
この作り方は以前、雑誌に載っていたものが元だけど、最近はそれを見ずに3つを等量すり混ぜてるだけ。たぶん、我流が入って変化してると思う。
きちんとした作り方を知りたい方は、古本を探すか、バックナンバーを買うかしてくださりませ。
やさい畑 2006年 07月号 特別企画 激辛トウガラシの愉悦-檀太郎の「辛いがうまい!」

今年は、辛さ控えめでさわやかにできた。いろもきれいな緑色だしGood!
しかし、去年はトウガラシをいじめすぎた。水やりは怠るは、えらく寒くなるまで収穫しないしで、トウガラシが赤くなったうえに激辛になった。おかげでできた柚子ごしょうはオレンジ色で辛みが強い。一年経った今でも冷凍庫にある。今年の上出来柚子ごしょうはいつになったら食えるのだろう・・・

2012年11月24日土曜日

博物館巡り(熊本県立装飾古墳館、玉名市立歴史博物館)

今日は天気も怪しかったし、寝坊もしたので、のんびりと家族で博物館めぐりに。

目的は、
熊本県立装飾古墳館「古代のガラス展」

玉名市立歴史博物館「ものの数え方 ー昔のように呼ばれたいー」

まずは、熊本県立装飾古墳館「古代のガラス展」
行ってみて気づいたのだが、相当前に県立装飾古墳館が移転してからはじめての訪問。なかなか新鮮。御領式土器とか阿高式土器とかあって、あれ?装飾古墳館が持ってたのか、とおもったけどそうなのかな?

まあ、いいや。ガラス展入口。写真とっていいか聞き忘れたので、入口だけ。
企画展示室「古代のガラス展」入口。
狭い展示室だったけどいろんなガラスがあって良かった。でも、どれもちっさい。この時代のガラスはどれもちっさいのだろうからしょうがないか。でも、きれいだった〜!!当時は最先端の科学と技術を集めて作った高級品だったんだろうな〜。

展示の内容は、成分などから技術や流通のルートを探ることをメインとしたもの。それはそれで面白かったが、個人的には古代のガラス製作技術なんかも知りたかった。1〜3mm程度のビーズに穴あけた技術が分からん・・・

あと、イマジネーションホールという所で映画も見た。6つくらい種類があって、人も少なかったおかげで好きなものを見せてくれた。で、長男が選んだのは・・・・・えっとうろ覚え・・・鞠智城と防人の歌・・・みたいな題名だった。

俳優もナレーターも豪華で驚いた。内容は・・・歴史には疎いのでよくわからん。感想としては、長男はハマって見てた。妻は内容が薄い、とプンプン。私は三男を追いかけ回してよく見てなかったけど「防人の歌」といいながら紹介されたのは一首だけか・・・と。

まあ、そもそも鞠池城って何?と言う方は以下のリンクをどうぞ。
鞠池城ー熊本県山鹿市菊鹿町環境協会
熊本県立装飾古墳館分館歴史公民館鞠智城・温故創世館


お次は玉名市立歴史博物館
と、玉名に着いたら、警察官とかわらわらいて、交通規制。なんぞ、と思えば大俵まつりがあっていた。(まつりのページが見つからなかったので西日本新聞の記事をリンク)。

面白そうなので見てみた。
道をごろごろ転がして、

ゴール前で急停止

90度回転してゴールへ入る。


 観客も「右!右!」とか「がんばれ〜」とか声援が飛んで、ゴールしたら拍手拍手。なかなかにいい雰囲気のまつりでした。お祭り好きの妻は「勢いというか元気がない・・・」と不満げでしたが。

あと、熊本城OMOTENASHI武将隊もきてました。なかなかにかっこいい男の子たちががんばってました。私的には、もちろん紅一点の八十姫がGoodでした。武将隊のブログにも大俵まつりの記事が載ってます。
ステージ中央が八十姫さん。左は加藤清正、右は・・・あれ?誰だっけ?



まつりの中で空手かなにかの演舞があったんでしょうか?道着を来た九州看護福祉大学の女子大生さんが、三男に声をかけだっこしてくれました。三男も戸惑っていましたが、おとなしく抱かれてお話ししている所をみると、安心できるお姉さんだったようです。三男を抱きながら、次男とも話してくれて、良い方でした。

先日は、社会の子供を見る目は〜なんてブログをアップしましたが、小さい子をみて思わず話しかけ、優しく接することのできる若い人がいるんだな、と実感できてとてもうれしく思いました。



さて、一通り見たので、玉名市立歴史博物館へ。まつりに関連してか入場無料だった。ラッキー。

展示室が改装されてて、建物中央の大きな船が無くなり、企画展示室になってました。写真いいですか〜と聞いたら「一切ダメ」でした。あらら。まあ、いいや。常設展はスルー(おい!)ただ、ガラス製の首飾りが無くなってて、あれっ?と思ったら「貸し出し中」。さっき見に行った熊本県立装飾古墳館「古代のガラス展」へ貸し出し中とのこと。

では、目的の「ものの数え方 ー昔のように呼ばれたいー」へ。

いろんなものが置かれていて、それぞれに数え方が添えられていた。意外に知ってて答え合わせ的に楽しんだ。もちろん知らないこともあってたのしかった。

数え方の説明はもっと大きくても良かったんじゃなかろうか。道具の名前を示すキャプションとほとんど同じで探すのに手間取った。あとは、もう少し何か解説的なものがほしいかな?

個人的には貝殻を使ったお玉?杓子?が気に入った。あれでみそ汁ついだらうまいかも?

「ものの数え方 ー昔のように呼ばれたいー」は11/25まで。興味のある方はお急ぎを。

2012年11月22日木曜日

信じられない記事を見た

うん。信じられない。
読んだ後、寝ぼけてたのかな?と疑って寝てしまったが、翌朝もちゃんと記事があった。

再生JALの心意気/さかもと未明(漫画家)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121119-00000002-voice-pol

まあ、中身は読んでもらうとして(先に読んでね)。記事後半は、なんだかいろいろ策を弄して建設的な意見のように仕立てて、最後はJALのよいしょ記事になってるけど、前半の体験談部分がどーにも理解できない。

前々から感じてたんだけど、子供って、日本の社会ではまともに人として扱われてないのか、と感じた。

リンク下ページの下の方にはいろんな人がコメントしているが、中には「公共の空間には子供は存在しない」という認識を(おそらく無意識に)露呈している人もいる。

なんだか、モヤモヤする。ほかの方はどうですか?


このモヤモヤは列車の中でのベビーカーの使用に関する問題、いわゆるベビーカー論争でも感じた。

電車内のベビーカー利用に賛否両論 啓発ポスター引き金
http://www.asahi.com/edu/kosodate/news/TKY201208250290.html

ベビーカー論争 電車利用をめぐって
http://www.nhk.or.jp/nw9/marugoto/2012/08/0828.html

これに対するtwitterで呟かれた意見は、ここで見れる。
「電車内のベビーカー利用に賛否両論」への異論
http://togetter.com/li/367175

ベビーカーって、それはそれで危険とか言われます。路面に近くて熱射病になりやすいとか、地面の小さなでこぼこに引っかかって転倒とか、歩く人の目線にかかりにくいから接触しやすいとか、押す人より先を言っているので出会い頭の事故に遭いやすいとか。

でも、お母さんやお父さん一人+荷物がある+子供複数なんて時は、子供の安全を確保し、とても安心して出かけられる貴重なアイテム。それに対して(明らかなマナー違反は別として)、邪魔とかたためとか・・・子供が一人の人間ではなく、親に付随する荷物程度にしか思われてないのか、と感じてしまう。

でも、子供や赤ちゃんって、決して一人では一人前の大人のようには行動できない。体は小さい、力は弱い、できることも少ない、心や精神も今まさに成長中。そういう存在って、親だけでなく周囲の大人が見守り、サポートしてあげるべき存在ではないのかな?


話が変わるけど、そんなことを考える中ではたと行き着き、なんだかモヤモヤしてしまってるのは、実はハイブリッド車や電気自動車。あの静かさがめちゃめちゃ恐ろしい。

毎朝、子供を保育園に送るのだけど、その駐車場で、子供の真横で音もなく車が動きだし、子供は全く気づいてなかった時、全身に鳥肌が立った。反射的に蹴り入れようとしたね。

あれって、今考えると、開発から販売までのどこの段階においても、子供とか耳の不自由な人の存在は全く考慮されてなかったのでは?と感じる。もしかしたら、考慮どころか存在すら忘れられてたかも。

注意すればいいとか、駐車場でのふるまいを躾けろとかの意見は聞かない。

運転手が1の注意をする。まわりの人(親)が1の注意をする。子供自身に言い聞かせ注意させるが大人と比べると0.5程度の注意ができるか。とすると、事故を防ぐ注意の量は、
  1+1+0.5=2.5

ところが静かな車では、
運転手が今まで通り1の注意。まわりの人(親)も今まで通り1の注意を払うが静かで気づかない可能性があるので0.6。子供の注意も同じで0.3。
(動く車の認知を、視覚:聴覚=3:2と根拠もなく仮定。でも近くで動きだす車やゆっくり動く車は、ほとんど聴覚で感知するんじゃないかという気がする。)
で、事故を防ぐ注意の量は、
  1+0.6+0.3=1.9

減少した0.6の注意は誰が払ってくれるんですかね?
馬鹿みたいな計算式だけど、感覚的にあっている気がしませんか?

動きはあるようなので、良い方向に動くといいな。
■05/11 : 国交省、静音性対策を講じたHV車等の体験会を実施
http://www.tossnet.or.jp/recentTopic/item_4215.html

と願いつつ、親は不足分0.6をくわえた1.2の注意量を確保すべく3の注意を払う日々が続く訳か・・・

そういう訳なので、静かな車の運転手さんは、ガソリン車運転してた頃よりもっと注意して運転してくださりませ。

話があっちゃこっちゃいったな。

2012年11月14日水曜日

県南博物館巡り(たった2館だけど)

週末、県南の方へ行きました。

仮面ライダーウィザードにはまっている子供が、テレビで映った湯前マンガ美術館の「仮面ライダーの世界」展を見て行きたいと言ったので、湯前町まで行きました。

あ、先日カメラを落として壊し、買い換えしてないので、写真一切なしです・・・

いろいろ予定があり、どーしても11月10日(土)にしか行けなかった。11日(日)だったら、ゆのまえマンガフェスタ2012開催日で、仮面ライダーショーあり、ライブありで子供つれてくには最高だったんだけどなぁ。くぅ〜!!

展示室は二つあった。
一つ目は歴代仮面ライダーのパネルと等身大人形(?といっていいのかな?)の展示。
一つのライダーが一つのパネルで写真付で解説されていた。仮面ライダーの歴史が一覧できていい。が、個人的には、解説文が熱くてよかった。思い入れのある方が書いたようで、つっこみあり愛情ありで、うん、よかった。たのしい。

あと、興味持ったのはパネルの構造。どうも、ハレパネに貼付けた後、アルミ製の枠をはめてるような・・・軽くて取り回し良さそう。今の職場では、経費削減のためハレパネ使用を制限され、重い木製額縁で移動展とか言ってるから、ええなぁ、と。

二つ目はマンガ「仮面ライダーSpirits」の原画展。
こんなマンガがあったのね、知らなかった。個人的にマンガの原稿見てすごいなと思う点は、質を保って書き続けられていること。絵がへたな自分からすると、「なぜくるわない?」という思いが一番に来る。

正直、5歳の次男には難しいかな、と思っていたんだけど、ビデオも放映されてて楽しんでた。何でも読みまくる中学生の長男は、何でも読んでた・・・1歳の三男はさすがにあきてたな。館のスタッフさん、他の来館者さん、お騒がせしてすみません。楽しかったです。


さてさて、もう一つは山江村の山江村歴史民俗資料館
山江村は麻栽培をしていた所で、その資料があると聞いていたので前から言ってみたいと思っていたんです。あと、フィッシュカービングの特別展があっているとのことで。

歴史民俗資料館、というだけあって発掘品や民俗資料が所狭しと並んでいました。ぎっしり並んでいい感じです。ただ、解説が少ないのと導線がはっきりしないのとで、見てる途中で「あれ?何見てたっけ?」となることがしばしば。

あと、麻の部分が面積、資料、解説のいずれも少ない。うーん。せっかく、地域で行われてきた産業なのに、もったいない。もっと膨らませられんのかなぁ?

フィッシュカービング展の作品は、なかなかすごい。こんなのが木で作れるのか!と。ただ、欲を言えばもっとたくさん見たい。でも、製作に何ヶ月もかかるものを、もっとたくさん見たいなんて、贅沢のいいすぎかもしれません。


なかなか、勉強になった一日でした。

2012年11月4日日曜日

OEMなるものがあることを知った

きっかけは車の買い替え。

今使っている車が車検を迎え車検代がかなりの額になりそうなことに加え、車検直前にフロントガラスにひびが入ったことが災いし(幸いし?)、車を買うことにした。

しかーし。
乗りたい車、買いたい車は諸般の事情により高嶺の花。したがって、経済的理由(値段と燃費)、および小さい子どもたちの保育園への送迎が快適にできるか?という、完全に、運転者(私)の利用目的や嗜好などはまったく勘案されずに選んだ車が、これ。

スバル プレオ
一応四駆(AWD)にはしたけど、車高低いし植物採集とか行くとき大変だろなー。ま、使うからには好きになりたいのでいろいろ調べてたら、「ダイハツからのOEM供給」なる言葉が。OEMって?と調べてみると、Original Equipment Manufacturerの略で、他社のブランドの製品を作ることらしいwiki

この場合、ダイハツが他社(スバル)ブランドの車を作っている、ということか。これだけだと、おー、スバルはダイハツに車作らせてんのか?と思っちゃうけど、実際はダイハツの車をスバルブランドとして出してるようだ。

で、プレオは何かというと、ダイハツのミラをOEM供給したもの。


スバル プレオダイハツのミラホームオページで比べてみると・・・おおー!同じだ!!

で、スバルの人に聞いてみた。何が違うのか、と。

  1. 運転席シートリフター(運転席の高さを変えれるらしい)
  2. フロントシートベルト・ショルダーアジャスター(シートベルトの高さが変えれるらしい)
  3. キャッシュバック

以上。んー、スバルといえばエンジン!なイメージだけど、それもまんまかぁ。
まあ、もう買ってしまったので(納車待ち)まあいいや。でもOEMって多いのかな?とおもってスバルの軽を調べてみた。おーすごいな。

ルクラ<==ダイハツ・タントエクゼ
ステラ<==ダイハツ・ムーブ
ディアスワゴン<==ダイハツ・アトレーワゴン
サンバーバン<==ダイハツ・ハイゼットカーゴ
サンバートラック<==ダイハツ・ハイゼットトラック

なんだか、他の自動車会社も結構あるようす。ネット上で検索しても一覧的なものはなかなかないみたいだけど、いろいろ話題があがっている。

軽自動車OEM供給一覧

OEM車に見る、家電化するクルマたち

見苦しいOEM車の乱造ぶり!

スバル「ステラ」で考えるOEM車の選び方





いろいろ考えがあるようで、まあ、人それぞれ。

私は、今回なぜスバルを選んだのか?
それは、前の職場で、スバルがとっても好きな人がいたから。それが印象に残っていたので、スバルの車に乗ってみたいと思った。

でも、ふたを開けたらダイハツの車。ちょっと、いや、はげしく寂しいな、と思った次第。

2012年9月22日土曜日

タマカイが死んでしまいました。

いきなりなんだ?と思うかもしれませんが。
以前、わずかな間ですが努めていた和歌山県立自然博物館(和自博)で飼育されていたタマカイが死んでしまいました。タマカイとはハタの仲間の魚です(wikipediaのページ)。

タマカイが死んでしまったことは、和自博の学芸員さんのツイートで知りました。別の学芸員さんのブログにも記事がアップされています。(ハゼつれづれ「タマカイが死んでしまいました」)最初は、ん?タマカイ?って感想でしたが、twitterでアップされた写真を見て「あぁ、大水槽にいたアイツだ!」と記憶がよみがえり、ふっと寂しくなりました。和自博では期間雇用だったので、ほんの一年働いただけでしたが、それでも、毎日見ていた大水槽、時折見ることのできたタマカイの勇姿はとても印象に残っています。来館者にとっても、タマカイの姿は心に残る博物館体験だったのではないでしょうか。

和自博では、そういった来館者の心に残る博物館体験が、学芸員さんたちの日常の努力によって支えられていることを目の当たりにすることができました。二日に一度の餌やりの日に魚の出てき方、食べ方を観察するのはもちろん、魚が食べるえさの質を逐一チェックしていました。業者が「いい魚ですよ」というのに対し、学芸員さんが「人が食べるんじゃない」と返し、その理由を熱心に説明されていたこともありました。動物園や水族館のような生の生き物を扱う場所では当たり前かもしれませんが、普段乾きものの植物標本を扱っている自分には新鮮な光景で、よい展示を作る真剣な姿勢を間近で見て、勉強する機会となりました。

生き物なので生き死にはつきものとはいえ、やはりとてもさびしいです。いわんや、毎日毎日、何年も魚たちを見てこられた和自博の学芸員の皆さんにとっては。少し心配していますが、よけいなお世話かもね。

今回の件で、という訳ではないのですが、最近は和歌山にいたことをよく思い出します。和自博の近くに来た夢を見たこともありました。その夢の中では、どんなに歩いても自転車こいでも和自博にはたどり着けませんでしたが。

思い返すと和自博にいた1年間は、入力と出力が同時にできた素晴らしい時間だった、と感じます。入力とはいろいろ勉強したり、研究したり、経験したり、つまり自分に力を充電するイメージ。対して出力は、入力をもとに発表したり、表現したり、伝えたりと、価値を作り出したり伝えたりするような、放電するイメージ。もちろん、その充実した時間は私一人で作り上げたのではなく、和自博の皆さんが公私にわたり支えて下さったおかげです。

それに対してここ数年は、出力超過で出汁ガラみたいになったような感じ、残量ゼロの蓄電池な気分。入力・充電が足りていない。自分の努力が足りないが故のことなのだが、それを「環境のせいでできない」と言い訳していた部分もあると思う。出汁ガラになる焦りや自己嫌悪から変な夢を見たのだろう。そんなに後ろ向きに考える暇があったら、もっと入力と出力を増やそう!自分の中で力の循環を作ろう!と考えて、久々のブログ更新となりました。

えらく回想モードになってしまいましたが、今は、たくさんの人たちの驚きと感動と癒しとなったタマカイに、合掌。


2012年7月26日木曜日

武雄市の新図書館構想について、思ったこと(1)


ちょっと前から、気になってのぞいていた出来事。
武雄市が、市立図書館の運営をカルチュアコンビニエンスクラブ(CCC)に業務委託する、という話。CCCはTSUTAYAや蔦屋書店といった方が分かりやすいか?

最近、図書館や博物館などの文化や教育に関わる公的な施設の運営を、外部の民間業者に委託することがある。運営を委託された民間業者を「指定管理者」とよぶ。

博物館系の施設に働いているため、文化および教育施設の指定管理者制度に興味があり、また個人的にはしっくりこないところもあるので、何となく気になっている。そのことをtwitterで呟いたら、ある議員さんから「最後には、そのまちに暮らす人たちに、図書館についての、しっかりした考えをもってもらう」という言葉を返して頂きました。そこで、熊本市のことではないし、自分が考えるための覚え書き的な内容なんだけど、少しでもたくさんの人にとって興味を持つきっかけにでもなれば、とおもい公開します。

また、これについては、実はネットでえらく盛り上がっていて、「武雄」や「図書館」などの語で調べるといろいろ出てくるので、より知りたい人は調べてみるといいかも。twitterをしている人は#takeolibraryを検索。


今回は、この武雄市の新図書館構想についてメモ書き。

この新図書館構想、CCCの豊かな書店経営ノウハウを生かし、市立図書館をより良くしようというものらしい。
新図書館構想発表の様子はUstreamで見ることが出来る。
http://www.ustream.tv/recorded/22331428

CCCの発表はここ。
http://www.ccc.co.jp/company/news/2012/20120504_003337.html

業務委託により九つの市民価値を実現するそうだ。
  1. 20万冊の知に出会える場所 
  2. 雑誌販売の導入 
  3. 映画・音楽の充実 
  4. 文具販売の導入 
  5. 電子端末を活用した検索サービス 
  6. カフェ・ダイニングの導入 
  7. 「代官山 蔦屋書店」のノウハウを活用した品揃えやサービスの導入 
  8. Tカード、Tポイントの導入 
  9. 365日、朝9時~夜9時までの開館時間
武雄市の市長はものすごく画期的構想として発表していますが、実はこのいくつかは、すでに全国のどこかの図書館で実施されているようです。この問題について、真剣に考えている方がいろいろ調べて、情報を公表しています。
公立の図書館はがんばっている
http://togetter.com/li/300177

これによると、1. 20万冊、2. 雑誌販売、3. 映画・音楽、4.文具販売、5. 電子端末、6. カフェは、民間に委託しなくても実現できている図書館があることがわかる。また、9. 365日朝9時〜夜9時は、365日は無理でも、開館時間の延長はがんばっている館が多いことが分かる。


ふ〜、がんばってるなぁ。


さて、のこりを見てみる。


7. 「代官山 蔦屋書店」のノウハウを活用した品揃えやサービスの導入 、ってなんなのか?その主要なひとつは、個人や利用者全体の貸し出し履歴を用いたレコメンド(推薦)機能のことらしい。「この本を借りた人は、これも借りてます」とか、以前借りたものから類似書を紹介するようなこと。便利といえば便利。

ただ、図書館が扱うさまざまな情報のうち、貸し出し履歴は個人情報として図書館が最も厳重に扱うもののようだ。法律ではないが、次のような宣言がある。
図書館の自由に関する宣言
http://www.jla.or.jp/portals/0/html/ziyuu.htm
その第3に「図書館は利用者の秘密を守る」とあり、貸し出し履歴をおいそれと人に見せたりはしないようになっている。貸し出し履歴は本の返却とともの消去されるそうなので、その情報を蓄積し、利用するなど普通はしないことのようだ。

そんな状況でも、がんばっている館はある。
2009年6月27日(土)より「おすすめリスト」始まる。
http://www.library.narita.chiba.jp/news/2009/n-20090627_recommendation.html
これによると、

 1)図書館では通常,貸出記録は返却と同時に消去
 2)貸出履歴利用の可否は,自身で管理できる
 3)貸出履歴はおすすめリスト作成のためだけに使用し,ご自身だけでなく業務システムからも閲覧はできない。
 
と、条件を満たしつつレコメンドを実現している。
いろいろな枷があっても、なんとか乗り越えてるんだなぁ


ということはCCCに委託して実現したい市民価値とは、「8. Tカード、Tポイントの導入」のみ?確かにこれはCCCじゃないと出来ないなぁ・・・なんて(笑)

さて、新図書館構想をみて思ったことは、他の自治体の先進的な図書館の事例を集めたもので、その内容のほとんどは自前で実現できるのではないだろうか、ということ。かといって、財政難の時代。任せられることは任せて予算を削減し、サービスの充実に注力するのも手かとも思う。





以下、まとめながら疑問に思ったこと。後日またブログを書く(と思う)

  • 貸し出し情報とプライバシーの問題。なんでそんなに厳密なんだ。
  • そもそも、公立の文化教育施設の運営を外部に任せていいもんか。



2012年7月11日水曜日

手拍子って、面白い!!

最近、いいなぁと思っているアーティストの曲をよくYouTubeで聞いている。
http://www.youtube.com/user/playyouhousejp

その中で、歌っている様子がとても楽しげで、お気に入りなのが「胸騒ぎナビゲーション」
http://www.youtube.com/watch?v=EkT7tnpipPM&feature=plcp

自分は、うたは好きだけど、ややオンチだし、楽器も弾けないし、楽譜も読めないので、あえて言えばカラオケで楽しむ程度なんだけど、この「胸騒ぎナビゲーション」を聞いて、音楽ってもっと気楽に楽しめるんじゃないか、と感じた。

オープニングで、楽しげに手拍子でリズムをとる所がある。主となる拍子をとる子にあわせて、4種類ほどの拍子をとってて、複雑なリズムを作っている。

音楽を学んだ人には当たり前なのかもしれなしけれど、音楽に疎い自分からすると驚きだった。一人一人を見てみてると、誰でも出来そうな簡単なリズムで手拍子を打っている。それで、こんな楽しげなリズムが作れるなんて!!

やってみたくなった!

2012年7月9日月曜日

幼い子どもの博物館体験

職場で企画展示を行った。
職場は熊本県松橋収蔵庫
熊本県に県立博物館を立てるため準備が始まったはいいが、ある時期から瞬く間に財政状況が悪化、現在は現在県立博物館計画は凍結されている。しかし、すでに60万点あまりの資料が集められていた。松橋収蔵庫は、それらの資料の整理、登録、そして活用を行っている。

その松橋収蔵庫で、企画展「くまもとの外来生物」を作ることに携わった。
しかし、博物館として箱がある訳でなく、なかなか集客が厳しい。そこで、こういった企画展をひらくと、知り合いや親戚に声をかけて来館してもらうこともしばしば・・・
で、わたしは家族に来てもらった。そのときの感想。


予想は、長男(12)は歳相応に見てくれる、次男(4)は見れるかなぁ?、三男(1)は見ないだろう、だったが、意外だった。


三男が一番興奮している。外来生物の展示ということで、動植物の標本が並んでいるのだが、「わんわん、にゃんにゃん」(四足動物のこと?)、「ちょちょ」(蝶?)、「ちゅんちゅ、ちゅんちゅ」(鳥?)、「むし、むし」(昆虫?)と、声かけ、指差しをしながら、小一時間展示コーナーを走り回った。


それを見てたら、ああ、博物館ってこういう役目もあるののだな、思った。学校教育では習わないようなことを提供するだけでなく、学びの場へ誘い敷居を下げることや、未就学児童の情操教育といったことも、社会教育を担う博物館の役目ではないかと。


で、調べてみたら、そういうことに取り組んでいる所がありました。
こそっと研(子育てがもっと楽しくなるミュージアムづくり研究会)
博物館の利用者として、0,1,2歳児とその親、つまり「親子」をターゲットにしていろいろな調査や取組を行っている。

ちょっと、いろいろ考えていきたいと思った。

2012年4月7日土曜日

ちょっと前の話になるけれど、クイズ形式のテレビ番組を見て「あれ?」と思った。
話をする上で隠してもしょうがないのではっきり言うが、
世界一受けたい授業
http://www.ntv.co.jp/sekaju/
という番組。テレビはあまり見ないのだけど、何となく見たいな、という時にあっていたら見てしまう番組で、面白いと思う。

それで、「あれ?」と思ったのは、3月17日放送の最後の方の問題でのこと。
五角形の図形が書いてあって、「直線を1本加えて三角形2つにせよ」というもの。
文章だけで「はぁ?」と思うのだが、番組ホームページを見てみたら復習ということで掲載されていた。
7限目【能力開発】 多胡 輝 先生
http://www.ntv.co.jp/sekaju/onair/120317/07.html
の一番下。

とんちが好きな人は一生懸命解いてもらうとして。
答えを見るとびっくりする。
「太い直線を1本引く」

五角形の5つの角のうち3角が隠れるほどの太いまっすぐな線を、ペンキを塗るようなハケ等で書くのが正解だそうだ。

この段階で、違和感を覚える人と覚えない人に分かれると思うのだけど、その分かれる原因は「直線とは何か」ということ定義を知っているかということだと思う。

直線とは

  1. 太さを持たず
  2. どこまでも無限に伸びる
  3. まっすぐな

線です。

これを踏まえて「太い直線を1本引く」という答えを検討すると、「1.太さを持たず」なので「太い直線」は存在しません。ハケで書いた線は始まりと終わりがあるので、「2.どこまでも無限に伸びる」直線ではありません。「太い直線を1本引く」という答えは、あり得ない物を要求しています。

「また小難しいこと言い出して数学オタクか、うるせえ」という人もいるかもしれません。でも、直線の定義は中学校の数学で習うこと。極論すれば日本人の常識。つまり、義務教育をおえた日本人なら「太い直線を1本引く」ことが不可能なのは、誰でも分かることなんです。

「いやいや、とんちだよ、目くじら立てるなよ」という人もいるでしょう。ごもっともです。でも、ここは引かずに・・・

私たちは言葉で意思疎通を図っています。ならば、言葉に関して、仕事、趣味、私生活などのあらゆる場で「そんな意味で言ったんじゃない」という経験があるのではないでしょうか。その原因はさまざまでしょうが、「言葉の意味の捉え方が人によって異なる」ということが主因だと私は考えています。

「捉え方」というのは、意味そのものであったり、範囲であったり、軽重であったり。異性に「好き」いわれてドギマギしたけど、「友達として好き」だったみたいな・・・「言葉の捉え方」の個人差もその程度ならいい。「好き」の意味が違っても落胆しとけばいいし、挽回のチャンスもあろう。

ただ、科学的な分野になるとそうはいかない。「放射能」と「放射線」、化学の「陽イオン・陰イオン」と電化製品の「プラスイオン・マイナスイオン」、「震度」と「マグニチュード」。間違うと大変な物、経済的な不利益を被る可能性のある物、いろいろである。下手すれば健康や生命に関わりある。もしものときの情報伝達に「言葉の捉え方」の曖昧さが入り込んでは困る。

だから、「言葉の定義」というものはとても大切にしなければいけない部分だと思う。今の日本社会は科学に立脚して成り立っている。なので、せめて科学に定義のある言葉は大切に使いましょうよ、と思うのです。言葉が混乱して困るのは自分たちなんですから。

今回の問題であれば、「まっすぐな線を一本加えて」とすればなんでもなかったこと。正解率を下げたかったのか、解答する人に頭を使わせたかったのかは分からないが、直線の定義を理解している人には不要な混乱を招き、そうでない人には誤った定義を植え付ける設問になったのだろうと感じた。

社会教育という分野に片足つっこんで仕事しているので、どーしても気になったんです。

2012年3月23日金曜日

学芸員が伝えること

昨日(2012/03/22)は仕事の行事で南阿蘇へ。私たちが開講している講座に外部講師をお招きし、受講者とともに散策しながらその地の自然、民俗、歴史を解説して頂いた。

 講師の方は、阿蘇たにびと博物館の梶原宏之さん。民俗学と文化人分類学などを専門とされていて、地域社会に飛び込み阿蘇の魅力を研究し、発信している方です。
阿蘇たにびと博物館http://www.tanibito.com/indexja.html梶原宏之さん
http://www.tanibito.com/office.html
 午前10時半からお昼までの短い時間でしたが、阿蘇たにびと博物館事務局周辺の魅力をいろいろとお話ししていただいた。中身が濃く、受講者それぞれに感動する部分があったようで、横で聞いていた私たちも非常に勉強になるところが多かった。お話全部を要約するのは大変なので、私個人が「ほぅ!」と思ったことを書き留めておこう。とは言ってもメモもとってなかったので一字一句そのままという訳ではなく、私の解釈が入っています・・・

スゴいモノをスゴいモノとして説明することは誰でもできる。
普通のモノを素晴らしく、スゴいモノとして伝えることに、学芸員の力量が必要であり、学芸員が解説する意味がある。


 スゴいモノとは、重文とか文化財とか天然記念物とか、モノそのものの価値が充分に検討されその貴重性が広く認められているもの、と言ったら良いか。そういったモノの説明は、誰がやってもその価値を伝えることができる。だって、モノそのものに充分すぎるほどの価値があるから、モノそのものが語ってくれる。

 それに対して普通のモノとは?昔から普通に続けられている生活や社会のさまざまな事、身近な生き物など、私たちの身の回りに普通にあるもの。それだけ聞くと、そんな普通のモノに価値なんてあるの?と疑問があがるかもしれない。けど、今の私たちが価値があると思っている事の中には、昔は普通だったというものがたくさんあるのではないだろうか。

 レッドデータブックに掲載されるようなタガメやゲンゴロウの仲間なんて、昔は田んぼに普通にいたのではなかろうか。今では、ボランティアを募って行っている阿蘇の野焼きも、かつては生活を支えるための重要なイベントであり、地域社会の構造に大きく影響するモノではなかっただろうか。

 普通のモノ、私たちが普通と思っているモノ。その中には、非常に価値あるモノがたくさん隠れている。それを掘り起こし、「スゴいよ!」と伝える事は、学芸員の重要な仕事である、というのが上の言葉の意味なのだろうとおもった。

 私たちは、以前は普通にあったモノが無くなって、あるいは無くなりかけて初めてその価値を再確認し、保護する事が多い。もちろん保護し、後世に伝える事は大事だが、そのものが無くなったり、存在意義が無くなる前にその価値を見いだし、広く知らしめ、存続させる事はもっと大事なのではないか。

 今普通にあるモノの、価値を見いだし、知らしめ、存続させる。博物館、そして学芸員の仕事は何を目指すのか、いろいろと考えさせられた一日だった。

2012年3月22日木曜日

ビーチコーミング

ビーチコーミング(もどき)をしてきた。

このところ三男が病気続きで、遊びたい盛りの次男が家に缶詰状態だったので、これではかわいそう!と無計画で家を飛び出した。

上天草市大矢野町へ。久しぶりの天草、とっても遠く感じた。
大矢野町の海岸。
ビーチコーミングでも、とおもって海岸へ。岩場が面白いんだろうけど、安全第一で浜へ。もう潮が満ちてきてますよ・・・

まだ3月なので海に入るなよ〜、っていっても、4歳の子どもが言うこと聞く訳もなく、靴のままじゃぶじゃぶじゃぶ・・・

石の裏。貝がぺたぺた。


次男は貝殻やウニの殻を見つけたり、イソギンチャクに指を突っ込んだり、ヤドカリを追っかけたり楽しめたようです。最後までカニは触れなかったけど・・・

帰りはさんぱーるに寄ってお買い物。とおもったら、閉店間際のためか物がない・・・柑橘類(ポンカンと不知火)、どら焼きを購入して帰った。
上天草物産館さんぱーる
http://www.sunpearl.jp/

柑橘類ももう終わりだねぇ。


やっぱり子どもは、ほんの短い時間でも自然に触れさせないと、とあらためて感じたな。目の輝きやはまりが普段と違う。普段と違う刺激は子どもの成長にとってプラスになるだろうし、自然の中にはその「普段と違う刺激」がたくさんつまっている。

多くの人に自然に興味を持ってもらうための仕事をしているのに、自分の子どもにちゃんとしなかったらダメだよなぁ。紺屋の白袴だ・・・

2012年2月3日金曜日

節分の豆

熊本県の伝統食に関する本を読んでいたら、節分の豆の話があった。
豆まき用に大豆を炒って、一部は黒砂糖を溶かした飴にからめて食べたそうだ。まあ、分量とかはわかんないけど、てきとーにつくってみた。

正月の田作りみたくなった。美味しいけど、黒砂糖をケチらなければもっとよかったなぁ。


2012年2月1日水曜日

スパルティナ・アルテルニフロラ(ヒガタアシ)、熊本に入る

白川河口に生育するスパルティナ・アルテルニフロラ
以前、別ブログで紹介したスパルティナ・アルテルニフロラSpartina alterniflora(イネ科)ですが、新た情報が入りました。

熊本記念植物採集会の総会に出席したんですが、そこで、この白川のスパルティナ属植物がスパルティナ・アルテルニフロラであるという発表がありました。発表の内容は熊本記念植物採集会の会誌Botanyに載っています。そのうち図書館にでも入るでしょうから、興味のある方はご確認を。

日本に定着したスパルティナ属の一種〜熊本の現状〜,伊東麗子・米満典子,Botany (61):30-42 (2011)

私は熊本市の白川と坪井川の河口域に生育していることには気づいていましたが、発表ではさらに宇城市の大野川河口にも侵入していることが報告されました。

このスパルティナ・アルテルニフロラ大騒ぎするほどのものかどうか。
まず、非常に近縁なスパルティナ・アングリカは外来生物法特定外来生物に指定されています。また、国際自然保護連合(IUCN)の世界の外来種ワースト100に含まれています。非常に大きな群落を作って在来種と競合、駆逐し、単純な植物群落にしてしまう危険性が高いそうだ。


アングリカだけが危険なのではなく、スパルティナ属植物全体が似たような性質をもつ可能性が考えられます。

実際に、アングリカに近縁なスパルティナ・アルテルニフロラは汽水域の海岸に生育し、大きな群落を作るようです。愛知県のHPにページが作ってありました。

大きな群落ができて根際に土砂がたまるようになると、陸地化が進み草原のようになり、また徐々に深くなる潟が失われ、日本在来の塩性湿地の動植物相に大きな影響をもたらすのではないでしょうか。

しかし駆除するのも大変なようです。地下茎があり、これが折れやすいので引き抜いても地下茎が土中に残って容易く再生するようです。Flora of North Americaのページにはスパルティナ・アルテルニフロラのスケッチを見ることができるので見てみてください。(以下、見方)
  1. ページ右上の"families"をクリック
  2. "Aliphabetical Listing"の中から"Poaceae - 24-25"をクリック
  3. 左上の窓から"Sparthina Alterniflora"をさがしてクリック
  4. 窓下の"Illustration"をチェック

熊本県下の他の河川はどうなのでしょう。また、どのような経路で侵入したのでしょう。これから、どう広がるのでしょう。注視したいところですが、外来生物の対策は侵入初期にたたくのが一番なんですよね。,

2012年1月15日日曜日

小正月なので小豆粥

小正月なので小豆粥を作ってみた。
圧力鍋って便利だねえ。
結構美味しい。


2012年1月5日木曜日

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます

年末、いいこと悪いこといろいろあって少し気分が落ち込んでいたのですが、それも(たぶん)解決して新年を迎えることができました。

気分一新して、新しい年を歩んで行こう!
このブログを訪れてくださったみなさまのご多幸を祈っています。