2014年2月9日日曜日

韓国蔚山広域市との環境国際交流(2日目)

韓国蔚山広域市との環境国際交流2日目

二日目

朝から市役所へ。展望台で蔚山広域市の説明を受ける。が、あいにく天気が悪い。朝から雪振ってるし。イマイチけぶってて遠くまでは見渡せない。
蔚山広域市市役所展望台からの眺め。
そのあとは、今回の訪問のメインイベント、蔚山広域市で活動する環境市民団体との交流会。まあ、蔚山広域市の職員が司会を務めて意見交換会みたいな。写真は撮ってないや。

蔚山広域市側の市民団体は

  • 太和江保存会
  • 蔚山広域市太和江生態解説師会
  • 蔚山川を生かすネットワーク
  • 緑エネルギー促進市民フォーラム
  • 韓国ロードキル予防協議会
  • プルン蔚山21環境委員会


内容は、
蔚山広域市のPRビデオ鑑賞、各団体(熊本市、蔚山広域市双方)の活動紹介、団体間の質疑応答、まとめ、記念撮影
くらい

質疑応答ででてきたもの
(熊本側--->蔚山)
Q1.資金はどうしてるの? A1.ほとんどの団体は入会者の会費。団体(企業など)の会費も設定されている。韓国ロードキル予防協会の場合、企業(現代自動車)の出資が80%を占めている。あと数年をかけて、個人会員を増やしていく計画。プルン蔚山21環境委員会は全額地方、および中央政府の出資。

Q2.市の主導の環境政策は押し付けにならないか? A2.ならない。市民団体の代表が意見を取りまとめ、市と話し合う。その結果はきちんと各団体に伝えられる。

このA2.の市民団体の代表が「プルン蔚山21環境委員会」。これは国連環境開発会議のアジェンダ21の採択と勧告に基づき設置された官民協力機構で、ここが中心となって各市民団体のとりまとめを行っている様子。力や信頼があるのだろう。


 個人的に気になったことはあるが、ちょっと今回の訪問とは主旨がずれるので交流会の場では質問しなかった(また、時間もなかった)。
 その気になったこととは、韓国ロードキル予防協議会の活動。急激な発展を遂げた蔚山広域市では、野生動物のロードキルが多発しているらしい。
 韓国ロードキル予防協議会は、・ロードキルの調査、予防、教育、広報、政策活動・野生動植物の保護活動・自然生態環境の調査及び保護活動、を目的に2013年に設立されたばかりの新しい団体で、先述のとおり活動資金の8割は現代自動車が出資している。
 活動内容は以下のようなもの。気になったところを太字にした。

  • 生態通路の確保および道路条件の改善など、ロードキル予防のための政策提案をするための現状把握を目的とした、全国主要道路のロードキルデータベースの構築
  • 野生動物保護活動:救助活動、極寒期の餌やり活動、密猟監視活動、野生動物の餌を守るためのドングリ守りキャンペーン
  • ドライバーへの教育およびキャンペーン

1.ロードキルデータベースの構築
 ロードキルデータベースを作るということは、おそらく誰かがロードキル個体の確認をするはず。ならば、そのロードキル個体は回収し、状態によって剥製やDNA分析用の資料として博物館に収めてはどうか、という気がした。それらの資料は、蔚山広域市における動物個体群の状態を把握する良い資料になるはずだし、市民団体が博物館と連携して、調査や学習をし、活動をより発展させる道があるのではとも思ったので。
 そこで、通訳の人に蔚山広域市の博物館について聞いてみると、驚いたことに蔚山広域市には自然史系の博物館はないそうだ。1960年代以降の蔚山の発展をテーマにした博物館と、開発で出て来た土器類の考古資料を扱う博物館だけだそうな。著しく発展した都市では、過去や現在の自然の記録や研究を行ったり、学校教育と連携、あるいは社会教育として自然史系の教育普及活動を行う自然史系博物館は不可欠だと思うのだが、「ない」ということにかなり驚いた。
 この日出席していた市民環境団体が、あるいは団体会員の個々人が自然環境について学ぶのはどこなのだろう?

2.極寒期の餌やり活動
 野生動物への餌やりは通常「不可」と思っていたので、驚いた。ロードキルが起こりやすい所に動物をおびき寄せる、必要以上に個体数を増やす、餌に依存した生活になる等、むしろロードキルを増やしはしないか、と疑問に感じた。また、餌には植物の果実や種子も用いていたようなので、植物個体群への遺伝的攪乱の可能性もあるかと。
 まあ、その辺を通訳を通して、交流会とは別の場で聞いたのだが、まーもどかしいこと。ちょっとでも生物学的な語が入ると、訳がうまくできないらしく・・・それでもなんとか聞き出せたのは・・・
 まず、昨年設立されたばかりで、とにかくロードキルを減らすために動き始めたところで、具体的な活動はこれからどんどん検討していくとのこと。
 餌やりは、野生動物を道路から遠ざけ、道路のない地域にとどめるために行っている。
 植物個体群の遺伝的攪乱は、問題ないと思うと。なぜなら、餌のドングリは、秋に食用にするトトリ(どんぐり)拾いにきた人々に、拾ったドングリの一部を餌として寄付してもらったもので、それを山に返しているから、だそうだ。
 それで、ちょっと韓国に来て疑問に思ってたんだが、山がものすごく単調。何かの落葉樹(おそらくドングリの類い)と松しか生えてない。下草も一切ない。熊本に比べると緯度も高いので熊本の山と比べてもいかんけど、利用しまくってる山じゃないかなぁ。ドングリ拾うための山に見える。うーん、知識が足りない・・・
 この団体は、先進の団体と連絡や連携とったがいいと思うなぁ。日本でロードキル扱ってる団体・・・知らないなぁ。あると思うんだけど。
韓国の都市周辺の山
交流会終わって食事会。ビビンパ食べた。韓国きて2回目。おいしかったよ。気に入ったのでは、その後でて来た甘い飲み物。「韓国茶」と説明されたが、茶色で、ニッケの香りがして、うす甘い。柿(干し柿?)が入っているとも言われた。おいしい。
甘いお茶。
午後は、環境都市蔚山広域市のシンボル太和江の見学。工業の発達で、悪臭を放ち、魚の死体が流れる川だったが、汚水の流入を完全にとめ、下水や排水の処理施設を完備し、障害物を取り除いたり流量を確保してよるスムーズに流れるようにして汚染を低減していったそうだ。護岸もそれまでのコンクリートをすべてはがし、土と石で固め直した。上流から下流までのほぼ全体に、市民が憩えるハイキング・サイクリングコースを整備した。などなど・・・その気概、徹底ぶりも素晴らしいのだが、いやぁ体力(経済力)あるなぁと。初期費用に寄付か募金のような形で集めたお金をあて、市民が参加し、市民の理解が得られるような工夫もしたらしい(聞き漏らして、あとから他の参加者から聞いた・・・)
太和江展望所からのパノラマ撮影。ちょっと無理があったか。

河岸はこんな感じ。多自然工法というものか?
あとは、対岸に渡って竹やぶを歩いた。かつて、地下茎が土地をつかんで洪水に強いとかで植えられてたことに習い、植えたそうだ。マダケの様々な品種が植えられていた。加藤清正も同じようなことをしたと聞いたことがある。この、タケを植えたことで、多数のミヤマガラスが越冬地として利用することになった。

 その後は、太和江の水質浄化に一役買った、屈火水質改善事業所。うん、浄化してた(略)

 夕暮れ近くなり、ミヤマガラスの群れが見れるスポットに。川のすぐ近くまで街が迫っているが、川をのぞむビルの一階にビジターセンターがあり、その正面が観察スポットになっている(写真撮り忘れた)。ビジターセンターはカフェのような内装で、そこでコーヒーでも飲みながらカラスが寝床に集まるのを待ち、集まってきたらポッとあるいてカラスを見る。この利用しやすさは、なかなかにすばらしい。
カラスの群れ。ミヤマガラス7、コクマルガラス3くらいの割合らしい。


日も暮れたので夕食会。でも写真撮り忘れた・・・


韓国蔚山広域市との国際交流に参加してきました(1日目)

 熊本市の環境政策課から、私が参加している自然観察指導員熊本県連絡会(自然観察くまもと)に、韓国蔚山広域市の環境市民団体との国際交流への参加のご案内があり、私が行くことになった。

 まあ、その簡単なご報告。

 期 日:2014年2月5日(水)〜7日(金)
 訪問地:韓国蔚山広域市
 目 的:韓国蔚山広域市が活動する環境系の市民団体との交流、と思う・・・
 訪問団構成

  • 熊本市環境政策課
  • 熊本市シティープロモーション課 国際室
  • NPO法人 エコパートナーくまもと
  • NPO法人 環境ネットワークくまもと
  • 環境省 九州環境パートナーシップオフィス
  • NPO法人 くまもと温暖化対策センター
  • 日本野鳥の会 熊本県支部
  • 自然観察くまもと(自然観察指導員熊本県連絡会)

第一日目(2014年2月5日)

飛行機で福岡空港から釜山空港へ。そこから蔚山広域市までバス移動。やたら高いビル(マンション?)が林立するのが見える。
釜山空港から蔚山広域市への移動中のバスの車窓から
蔚山広域市に到着。まずは市役所へ。この1階でまずは蔚山広域市についての説明を聞く。
市役所正面を真下から撮影
市役所の一階には、市域全体のジオラマが作られており、そこで蔚山広域市の説明を聞くことができる。日本語を話すガイドもいるらしいのだが、今回は蔚山広域市の担当課の方が説明してくださり、それを通訳を通して聞いた。
 1960年代に、工業都市指定の様なもの(名前忘れた)を受け、以来、大きな工場などが造られ工業の発展とともに市も発展し、韓国随一の工業都市となった。しかし、それと同時にいわゆる環境問題も大きくなってきた。およそ15年前の現市長になり、環境都市宣言を行い、環境の回復に力を入れてきたとのこと。
 実際、蔚山広域市に入っても、排気ガスや変な匂いはしない。とりたてて汚れた感じのする街ではなかった(路上駐車とかすごかったが)。
蔚山広域市市役所一階に設置された市域全体のジオラマ。
右上のパネルには映像を映し出すことができ、市のPRvideoをみせてくれた。壁面には、出土した土器や壁画の映像など考古資料が展示されていた。部屋全体がジオラマになっていて、足下はガラス張り、ジオラマの上を歩くような感覚だった。
ジオラマの上を歩くような〜
パノラマで撮ってみた。
個人的には、市役所の一階にこのような施設をドンと構えるのが素晴らしいと感じた。また、外国語を話せる解説スタッフを置いていることからも、市民だけではなく市を訪れる外国人に、市の素晴らしさを理解してもらおうという気概が感じられる。日本ではたいがい1〜2m四方のジオラマをおくのがせいぜいではないか。また、こんなものを作ったら、今の日本では「そんなスペースあったら窓口増やせ」と文句言われる気もする。
 こういった施設を作ることの効果をきちんと把握し、説得できる説明力があり、それを理解しGOサインをだせる理解力と経済的な余力があるのだな、と感じた。

 その後は、蔚山広域市市長を表敬訪問。環境都市としての蔚山広域市の立役者とのご対面。まあ、そこは熊本市の仕事なので、気楽に同席して眺めてた。新聞にも載ったし、テレビのニュースにも取りあげられた。こういったメディアへ出ることは、市民にとって自分の市への誇りや自信につながるのだろうな、と。メディアの使い方を心得てる感じがひしひしと。
蔚山広域市市長と訪問団団長熊本市環境政策課課長の記念品交換
蔚山広域市市長表敬訪問が新聞にも載った。なんて書いてあるかわからん。

 次は、城岩ゴミ焼却場へ。予定表には「焼却場」とあったのだが、実際には「エネルギー館」みたいな名称らしい。その理由は、ゴミを焼却処理しているのではなく、エネルギーを取り出しているため。
 まず、燃えるゴミは焼却し、その時に出る熱い蒸気(スチームと説明していた)を周囲の工場に販売している。つまり、可燃ゴミからエネルギーを取り出して利用しているという。これは、蔚山が工業都市だからこそできること。スチームを買う工場が焼却場から遠ければ冷めてしまって使い物にならない。
 次に生ゴミ。これは埋設してバイオガスを取り出し、これもまた売っている。
 燃えないゴミは、種類によっては細かく砕いてコンクリートの材料にしているみたい(ちょっと他所見てて聞き逃した)
 こういった、ゴミを加工してエネルギーや資源として売ることで、この施設の経営は黒字だそうな・・・すごいな。熊本市はゴミを燃やした熱で発電して売電しているそうだが、収支はどうなんだろう?
あと、燃えないゴミや焼却灰は埋め立て。埋め立ての敷地はあと40年は大丈夫、といってた気がする。その40年たったらどうすんだろ?
埋め立て地。黒いのは排水管(と言ってた気がする)
さすがは工業都市。その特徴を生かした物のサイクルが出来上がっている感じ。

 さて、その後は歓迎夕食会。(まあ、要は朝から晩までビッチリ缶詰状態ですな。楽といえば楽、きついといえばきつい)
 で、ひとつ感動したことが。まんが「もやしもん」1巻ででてきた韓国南部の発酵食品ホンオフェ(写真黄色矢印)を食べることができた!
夕食会の食事。黄色の矢頭が、韓国のエイの発酵刺身。
ホンオフェとは、まんが「もやしもん」1巻によると、エイの体内に残った消化酵素と好アルカリ菌の発酵作用によってできる発酵食品で、世界で2番目に臭う発酵食品らしい。
 食べ方は、そのまま食べてもいいが、一番おいしいとされる食べ方は、キムチ、同じ皿にある豚肉、ホンオフェ、そして小エビの塩辛を重ねて一口で食べる「三合」という食べ方だそうだ。単品で食べるとやたらアンモニア臭が鼻につくが、三合では魚のうまみが感じられる。なかなかにおいしい。ただ、今日出た物はかなり臭いがやわらしい方で、本当はもっときついらしい。
 食べ方を教えてくれたのは若い人だったが、〜〜〜課の課長クラスの人らしい。ドイツに行ってたとかなんとか。話し方、身振り手ぶり、話す内容、どれも好感がもて、また、気持ちいい自信に満ちた感じがする人だった。2/15の熊本城マラソンの4kmに出場するらしい。会えますか?と言って頂いたが、あいにく子供の保育園の行事があるので「すみません」と答えた。が、これは二つ返事で「OK,OK!!」言うところでは?ビジネススキルゼロだな、俺・・・
 

 ホンオフェ食べれて良かった。もう帰っていいや。

2013年12月23日月曜日

保育園で自然観察会

 11月の下旬、次男の通う保育園の園児を対象に、近所の山で自然観察会をしたので簡単な報告を。(ここであげている写真は当日撮影したものではありません。)

 自然観察会は仕事でもやってるし、保育園児対象の観察会も何度かしたことはあるが、息子の前でというのは初めてで、なんとなく変な感じの緊張感。

 私もなかなか時間が取れず、保育園も秋はイベント目白押し、ということで、11月というなんとも寂しい季節の開催となってしまった。私の知識が植物ベースなので、この時期はちょっとつらい。加えて、開催直前に冷え込み、色づいた紅葉・黄葉もはらはらと散る始末・・・

 で、考えたテーマが「におい」。生き物を見ることは多くても、触る、匂う、はあまりないだろうから新鮮かなぁと。まあ、いろいろにおってもらいましょう。

まずはクサギ
まずは果実の色から・・・一枝手に持って見せながら色を聞くと、「あか」、「むらさき」、「あかむらさき」、「ちゃいろ」とさまざま。どうやら星形の萼の色を言っているようなので、まん中の実の色を聞くと「あお」、「むらさき」、「あおむらさき」、「くろ」とこれまたさまざま。おもしろい。
 みんなで「きれいね−」とさんざ言ったあと、葉をちぎって匂いを嗅いでもらう(いぢわる)。みんな「くさい−!!」の絶叫の中、ひとり「ピーナツのにおい!」。みんなでもう一度におうと・・・そんな気がする・・・

 次はサネカズラ
これは、とろとろのスライムができて面白いんだけど、水使って寒いからやめ(大人の身勝手)。色を楽しむ。

 これはハマクサギ
これも強烈な匂い。うけた。

 こちらはカラスザンショウ
 いいにおいの例でだしたんだけど、子供たちはすでに警戒・・・におってくれた子は「さわやか〜」と言ってた。

 その後は、木の実、草の実を見たり拾ったり、クスノキの実の匂いを嗅いだりしながら目的地の展望公園に到着。自由に遊ぶ時間。ドングリ拾ったり、走り回ったり。すると一人の男の子が、大発見をした!!と呼びにきた。動物か植物かも分からないという。手を引っ張られていってみると、なんとこれ


 クチナシ。トゲがあったり、色鮮やかだったりで子供の目には奇怪なものに写ったようだ。さらに中を割って見せると、その色にまたびっくり。「食べ物の色付けに使うんだよ、栗きんとんとか栗の甘露煮とか」といったら、「は?、きんとん?甘露煮?なにそれ?」という顔。食べたことはあっても名前は知らない、というオチか・・・

 あとはドングリコマとか作ってたら、あっという間に帰る時間。「帰る」と聞くなりげんなりとした顔になる子供たち・・・帰りの道中も、あくびはするは歩みは遅いは・・・子供は感情と行動が直結してるんだな、と改めて実感しつつ保育園に戻った。みんな楽しんでくれたかな?

 後日、いろんな葉っぱをにおってみた、と報告してくれた子がいた。こちらが話したことを覚えてくれてたのかと思うと、うれしい。

 反省は・・・多すぎる・・・提示の仕方とか、話しかけ方とか、開催の時期とか・・・普段仕事などで対応する年齢層と少しずれてるので、ちょっと勝手が違った感じ。あと、園の先生ともう少し打合せが必要だったなー。先生は早く公園について遊ぶ時間をたくさんとりたかった様子、こちらはその道中に面白いもんがあるよ、という感じだったので、先生やきもきしてた。ごめんなさい。

 とにもかくにも、無事終了。引率の先生方、ご協力ありがとうございました。保護者のみなさま、ご理解ありがとうございます。そしてなにより、いっしょに楽しんでくれた子供たち、どうもありがとう!

2013年11月26日火曜日

息子たちと秋の里山散策

 10月から先週あたりまで土日に仕事が入りまくりだったので、休みの日は極力家族奉仕と考える今日この頃。先日の休みはチビ二人を連れて、熊本市・宇土市・宇城市の堺にある雁回山へ

 雁回公園につくと人も車も多い。なんだろうと思って聞いてみると、なんと闘犬の大会があっているそうな。熊本でもあったんだなぁと驚きながら一応覗く。
闘犬の会場。犬の名前?号?が入った幟が並ぶ。
カメラ構えて犬に噛まれるのも嫌だったので写真無し。手綱を持つ大人を引きずるようにして歩く犬がいっぱいいた。一試合終わったところで次男(6歳)は引いていたので見学は終了。山を歩き始めた。

 やはり秋。いろいろな木の実がなっていた。ドングリは定番。コナラ、クヌギ、アラカシ、シリブカガシのドングリが拾えた。まあ、子供たちは際限なく拾うね。

 次は食べられる木の実。
小さな赤い実、アキグミ。目当ての木は草刈りでなくなってた・・・ほかにも木はあったけど熟れ方とかイマイチ。ややシブかったが子供たちはよく食べた。
アキグミの実。実は少し前に撮った写真。当日は草刈りされててほとんどなくなってた。

 次は、日本のブルーベリー:シャシャンボ(参考ページ)。今年は生り年か?よくなっている。しっかり熟れたやつだとホントにブルーベリーのような味がする。まあ自然のものなので全部が全部そうとはいかないが。
シャシャンボのなる様子。ざらんざらんと・・・
シャシャンボはことのほか気に入ったようで、かなり摘んだ。が、いかんせん小さい。だからなかなか貯まらない。子供の手の届く高さの木であれば心行くまで摘んでもらうのだが、かなり高い木だったので枝を引っ張る親が根負け。ある程度でおしまい。説得するのが大変。そりゃそうか。
 他にはムベも食べた。その後は次男とタネの飛ばしっこ。

 秋の彩りとしてはコバノガマズミ。子供受けはイマイチ。
コバノガマズミの紅葉と赤い実。

 ようやく帰宅。
 で摘んできたシャシャンボの実でジャムづくり。
1.まず選別。葉っぱとか枝とか除く。作業は簡単でも実が小さいので面倒い。
シャシャンボの実の選別作業。

シャシャンボの実。ちっさい。5mmくらいか。

2.砂糖と煮る。そんだけ。自然のものなので熟れ方とかまちまち。硬い実とかもあるので、様子見ながらジャムっぽくなるまで。煮てると甘酸っぱいにおいが立ち始め、ホントにブルーベリージャムのようになった。親子共々これにはびっくり&感動!!

3.食す。この日はヨーグルトと共に。自分で摘んで自分で作ったのでおいしかった様子。
ヨーグルトのシャシャンボジャム添え

あと、ドングリといえばドングリゴマも作った。三男(2歳)にはまわすのがちょっと難しい様子。ガンバレ。

2013年10月30日水曜日

自然観察くまもと(自然観察指導員熊本県連絡会)「笠山観察会」

10月27日、日曜日
自然観察くまもと(自然観察指導員熊本県連絡会)が開催する「笠山観察会」に参加して来た。

場所は熊本県葦北郡芦北町横居木の笠山。以前は藩の牧場だったため、「牧山」と呼ばれていたそうだ。


道の駅たのうらに集合し、乗り合わせで登山口へ。登山口へは、横居木の集落を通っていくがやや分かりにくい。オオバノハチジョウシダが車窓から見えた。20ふんほどで登山口よりやや手前の駐車場に到着。ここには馬頭観音のお堂があった。

馬頭観音
 ここから歩く。10分も歩くと登山口に到着。登山口からは結構急になる。道中は結構シダが多い印象。よく目立つのは、イノデモドキ。ほかには、オオカグマ、シケチシダ、ウラジロ、ミゾシダ、コバノイシカグマ?・・・・・あぁ覚えてないや。

30分ほど歩くと分岐点。まずは左へいって雨ヲラビ岩へ
雨ヲラビ岩からの展望
海とか天草とかよく見える。ここで昼食をとり、記念撮影と看板立て。
立てた
次は山頂へ。まあ、15分くらいだったかな。少し急な所あり。
ここも立てた

ここには県に一つしかない天測点がある。
天測点
次は、牧場を思わせる場所へ、やや薮っぽいなかを進む。途中、石灰岩の岩もあり面白い。こんな岩があるのなら陸貝なんかもいるかも。
石灰岩ごつごつ
後は、来た道を帰る。集合場所から車移動も含めて4時間程度の観察会でした。


2013年10月23日水曜日

天草の妖怪「油すまし」

 ちょっと調べたいことがあって、天草上島を車でうろうろしてたら変な看板見つけた。
「油すましどん」・・・?誰だ?ひと?

早速、看板横の駐車場らしきスペースに入る。すると反対側にも看板が・・・
墓?やっぱり人か?
は、墓?人か・・・いや待て、なんか覚えのある単語なんだが・・・
 そうだ、妖怪だ!どんなやつだっけ?googleで画像検索するとこんな感じ・・・え?妖怪の墓?まあ、行ってみよう。
 車をおいたところから歩いて2〜3分で次の看板。げ、先に駐車場あるんだ・・・犬に吠えられつつ歩くことさらに約3分。
先に駐車場があるらしい・・・
おお、ここから下るのね。
ここから右斜め下へ
着いたらしい。実は写真のさらに左側のところにお地蔵様があって、碁石だとかとっくり(油壺か!)がそなえてあった。なぜ写真がないかというと、お地蔵様の顔がなかった・・・もう怖くて・・・ダメなんだよ、首ないとか・・・
でも写真くらい撮っとくべきだったな・・・
ここ?
脇には油すましを解説する立て札が立ってた。
油すましを解説する立て札
こう書いてあった
 油すましどんは、昔、灯りの燃料や食用油、整髪料などの原料として重宝されていたカタシ油(ツバキ科のカタシの実から搾り精製した油)をつくる名人で、知恵者であった。「油をすめる」と表現していたものが「油すまし」となったと言い伝えられています。 
 「天草島民俗誌浜田隆一著一九三二年刊」に民話として、栖本村字河内と下浦村(「下津村」の誤)に草隅越えと言うところがある。 或る時、一人の老婆が孫の手を引きながらここを通り「昔、油すましが出おった」と言う話を思い出し「ここにゃ、むかし油瓶さげたとん、出よらいたちゅぞ」と言うと、「今も〜出る〜ぞ〜」と言って出て来たと記されています。妖怪「油すまし」は、ここから始まった。
おお、油すましは人だったのか。しかもツバキ油を搾る名人!ほ〜!特技(生業?)が愛称になるくらいなので、相当の腕前だったんだろうな。

 ツバキの種子から油を搾ることを「油をすめる」といい、それがなまって「油すまし」になったということか。「すめる」・・・生まれも育ちも熊本だけど聞いたことないなぁ、天草の方言か?
 ツバキの種子から油を搾るってどうすんだろ?って調べれば出てくるもんだなぁ(福岡市油山市民の森ファンクラブ 椿油製造法のページ)。これによると、1.砕いて、2.蒸して、3.布に包んで搾る。といったところか。この「3.布に包んで搾る」って、熊本弁で言う「すためる」に近いなぁ(熊本弁一覧−熊本国府高校の「スタメル」参照)

 今思いついた「すためる=>すめる=>すまし」説(笑)が正しいとすると、あぶらすましどんは、油を最後の一滴まで搾り取る(すためる)、同じ量の材料からたくさんの油を絞り出すことのできる大名人だったと推察される。みなから慕われたろうなぁ。

 で、なぜ妖怪に・・・?でググる・・・
油すまし(あぶらすまし)---妖怪と言えば水木しげるさんのページ?
続妖怪画談(水木しげる著 岩波新書)p110-111
油すまし 境港市観光協会
「油を盗んだ人間の霊」、「すました顔」・・・およ?水木しげるさんの解釈か?

妖怪「油すまし」の墓? | 熊本県天草観光ガイド「島旅」
「妖怪油すまし」で町おこし!Uoo Project
これらでは「不明」、「名人を妖怪視」。

新説(おおげさ)「すためる=>すめる=>すまし」説を打ち上げたわたくしといたしましては、「名人を妖怪視」。人々に愛され親しまれた「油すましどん」と彼の油をしぼりつくす神業「油すため(なまって 油すまし)」が、語り継がれるうちに妖怪化したんだよ、きっと・・・

って、あれ?墓は?見てないよぉ。



早くも追記
 公開直前に、「あの辺りは長崎からの移住者が多いから、“すめる”はそちらの方言かも」と指摘をうけた。これはこのまま公開するとして、そのうち長崎の方言も調べてみよう。

2013年10月4日金曜日

キノコを見てきた 20131002の日記


 この日は、キノコの観察会の下見。講師をお願いしている熊本きのこ会のみなさんと一緒に山を歩いてきた。

 このところ雨が降っていないので、キノコらしいキノコは少なく、枯れ枝から出るような硬いキノコが多かった。一雨来ると良いんだけどなあ。

 午後は職場で勤務になってるので移動。道すがら田んぼや畦を覗きながら外来植物を確認しつつ職場へ向かう。後は採ってきた植物の処理など。