熊本もようやく梅雨明けが近づいてきた感じ。日中、日が照るとものすごく暑くなり、子どもたちにとってはプールの季節。
そのプールについて、子どもを学校に行かせるようになって知った、ちょっとおどろいたこと。それはプール(つまり水泳の授業)がある日の朝に親が健康チェックをしなければいけないこと。
朝から、
1. 体温を測り(測らせ)、
2. 体調不良(食欲不振、下痢その他)がないかをチェックし
3. それらを用紙に記入して、
4. プールの可・不可欄を書き込んで、
5. 印鑑を押し、
6. 用紙を学校に持って行かせる。
自分が子どもの時、こんなんしてたかなぁ。してなかった気がする。
子どもの時してなかったから、今の子どもにも不要という理論ではなくて、なんだか違うなぁとかんじてしまうのです。
親の感覚としては、「うちの子の健康チェックは親がきちんとしました。水泳の授業を受けさせてください」と言わされているようだ。さらには、「プール中の事故は全部親の責任です。先生方、安心して授業してください」と言われさている気分にもなってくる。
健康チェックっていわば生活習慣ですよね。だから、「プールの日はこれこれを自分でチェックしてきなさい」と指導するのは保健や体育の教育の一環なのではなかろうか。少なくとも親がチェックして印鑑押すような類いのものではないと思う。もちろん生活習慣のことなので、「家庭できちんと確認してください」と要請する、あるいはチェックシートを子どもが書きこみ親がチェックするというかたちで家庭が関与するのは良い形だと思う。
最近の先生は、雑事が増えて本業の「教え育てる」がおろそかになりかねない状況になってきていると聞くし、
親は、以前ほど昔ほど子どもに目が届かなくなったとも聞く。
何かしら、余裕のない生活になってきているのだろうと感じる。
そんな中では、強制的にでも子どもに目を向けたり安全を確保する仕組みが必要なのかもしれない。