島田美術館で開催されていた
特別展「おくゆかし種のせかい」にいってきた。展示期間終了間際の滑り込みで見てきた。
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「おくゆかしき種のせかい」展示風景 |
白をベースにした会場に、ゆったりと種子が展示してある。植物の種子を題材にしているけど、学問(植物学)からではなく美術からのアプローチと言った展示。天井に貼った半透明の布の上に置かれた種は、頭上から降るように舞い落ちる種をイメージしたものか?壁面にはった糸や針金に間隔を置いて固定された種は、大気中をおよぐシーンの連続写真か?
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展示台での展示。ごく小さな紙に植物の名前が書いてあるだけ。 |
ひとつの展示台にさまざまな形の種子が並べられていて、この種はどうやって運ばれるのか、こんな固いのがどうやって発芽するのか、いろいろと疑問や想像が膨らむ。
今まで自分がイメージしてきた「説明する展示」とは全然違うアップローチによる構成は勉強になった。