絵が綺麗だったので借りてきた。細かく書き込まれており、彩色は濃くはっきりした感じの絵。
絵って本当に一人一人の好みがちがうから、絵本の選択に大きく影響するんだろうなぁ。自分の場合、絵本を選ぶ際に一番に見るのは絵な気がする。もちろんタイトルで手に取るかどうか判断するんだけど、手に取ったらとりあえず中程を適当に開き好きな絵かどうか見る。ここで見続ける気にならない絵だったら、閉じて戻してしまう。
さて、絵本の内容。1つの星を神として祀る2つの星が諍いを起こしてしまい、困った困ったというお話。
へぇ〜と思ったのは絵本の構成で、絵本の中段は神様とされる星が描かれており、ページの下半分に一方の星の様子とその星の人々の目線でストーリーが書かれている。そして、ページの上半分にはもう一方の星のことが下半分と同様の形式で書かれている。読み方は、下半分を読み進めて一方の星の話を知り、読み終わったら本をひっくり返して他方の星の話を読むというもの。二人で上下から同時に読めるよ、みたいな勧め方もあった。
話は、上下とも「困ってしまった」というところで終わっており、結論は自分で考える形なので、上下どちらから読んでも良い。逆さから見たら違うものに見える「だまし絵」的なものもあり、読んでいて楽しい。巻末には、「探してみよう」みたいなコーナーがあり、かるいミッケ!的な遊び方もできる。
「困った」と軽めに書いたが、結構シリアスな困り方で重い上、答えがないので、上下をグルグル回る感じになりエンドレス感が漂う。これは読後の充実感が得難いな、という印象。 二人で上下から読めるよ、とあったが、本を読むスピードは人によってちがうので、同時に読み進めるのは意外に面倒だった。あと、小学校低学年までの子では話に興味を持てなかったみたい。まあ、そうかもねぇ。
結果、読み聞かせ活動にはあまりむかないかな、という印象。自分で読む分には全然良いんだけどね。