先日、小学校のPTAの図書委員会による絵本読み聞かせ会の当番が回ってきたので、頑張ってきた。
例によって、科学のテーマを扱った絵本の読み聞かせとそれに関する資料等を見せる「科学絵本読み聞かせ」の形でおこなった。これまでにも何度かやっているけど、成否の差があってなかなか難しい。
選んだ本はこれ。梅雨の時期だったので、カタツムリをテーマにしている物の中から選んだ。
題名:こちらムシムシ新聞社 カタツムリはどこにいる?
著者:三輪 一雄(著、イラスト)
発行:偕成社 2018年
初心者が多いPTA等の読み聞かせでは、「発行年が古く、版が重ねられた本を選ぶと安心」というアドバイスを受ける。なるほどそうなのだが、なかなか良さそうだという自分の感覚を信じて、今回はあえて新しい本を選んだ。
対象は小学3年生。朝の授業開始前の15分が持ち時間。話の内容は分かりやすく、絵もみやすく、この学年でもある程度理解できていた様子だった。ただ、ページ数が40ページほどあり、なかなかにきつかった。きつかったというのは、時間も、絵本を持つ手も、喉も・・・
時間については、読むだけで約12分かかり、準備や退出の時間を考えるとかなりギリギリ。体力については、自分は手を横に伸ばして体から話して持っているので、後半は手が震えて突っ張ってきた。まあ、これは工夫と体力増強か。喉は・・・まあ、これも練習だよねぇ。
読み聞かせの後は、資料を見せる。今回はこれ。
校区内で採れたカタツムリの貝殻や撮影した写真で組み上げた。自分の校区ということでまさに身近なカタツムリを見せたので、子供達はそれなりに楽しんでくれた模様。
その一方で実はちょっと盛り上がりに欠けた。なぜかというと、この学年は、昨年度に読み聞かせをした際、大きなヤシの実などを持ち込んだ「触れるイベント」にしたため、今回は触れなくて肩すかしをくらい、「見るだけ〜?」という気持ちになってしまったようだった。
絵本の分量があったので、資料を絞ったんだけど、それがあだになったみたい。それを覆す話術を磨くか、資料を考え直すか・・・
難しいなぁ。